追徴課税にならないための対策

税務調査後に戦々恐々としている方へ
まず私の経験をお話しましょう。
2011年の確定申告をまじかに控えた11月半ば、税務調査がやってきました。
2010年は利益率15%前後、2009年、2008年ともに利益率15%前後で申告を済ませたのですが、2011年は大幅に利益が上がり、利益率35%前後、売上が1700万円以上ありましたので、 実に課税対象金額が800万円近くになりました。
この税金は所得税、住民税、消費税、個人事業税、国民健康保険料など、全て含めると約50%持って行かれますので、400万円は税金対策その他で取っておかねばならないのですが、FXでの損失を補てんするために証拠金を入金したりして、手元には200万円くらいの現金しかないのです。
ぎりぎり来年の所得税と消費税が払えるかどうかという段階で、税務調査が来たのです。
マルサのように、いきなり上がりこんでくるというものではなく、事前に連絡があり伺いますという親切な対応でしたが、質問はかなりシビア、しかも2010年の領収書、2008年からの請求書などは全て持って行きました。

2008年~2009年の領収書を紛失
しかも運が悪いことというか、自己管理の甘さなのですが、個人事業を始めた2008年、2009年の領収書を全て紛失。
両年ともに売上は1000万円を超えていましたから、かなり危険な状態でした。
利益率15%で申告しているのですが、もし経費が全て認められないとなると、課税対象金額が両年ともに1000万円、利息と共に2年分が請求されるので約1200万円近い支払督促が来るのです。
もうこうなるととてもではありませんが、一括では支払えませんので、もし過大な追徴課税が来たら分割支払いになると思います。

さて、私のように戦々恐々としないために、個人事業を始めた方には是非知っておいてほしいことがあります。
それは。

1、確定申告では経費率、利益率などの審査は全くない
そうなんです、私のように勘違いしている方がいるのですが、確定申告の時点でおかしな経費や売上があれば、質問され、その場で訂正されるのではないか?と思っているケース。 しかし確定申告では何も審査されないのです。

2、本当の審査は数年後にやってくる税務調査
これを忘れていると大変なことになります。
私は確定申告が済んだから問題ないだろうと思っていた方です。
今考えると、浅はかとしか言いようがありませんでした。
税務調査では、過去5年分調べられますので、もし怪しいと思われたら過去5年分の追徴課税がきます。

3、本当に事業に使ったもの以外は経費にしない
個人事業主ではたまに生活費や、生活家電、家族への報酬などで経費を水増しする方がいるようですが、これも業務への因果を全て答えられなければなりません。
また、領収書を偽造するなどは言語道断、これは「有印私文書偽造」になります。

税金は広く国民のため、そして未来の子供たちのためですから、払わない努力を考えるより、より多く稼いで、税金が身にしみないくらいまでがんばろうではありませんか。
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